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刑事事件専門 弁護士中澤剛のblog

2013年12月12日

「法廷弁護技術」の衝撃・・・逮捕に強い東京の刑事事件専門弁護士中澤剛のブログ

author:弁護士 中澤 剛

「法廷弁護技術」という弁護士向けの書籍があるのですが,その書籍の,高野隆先生が書かれた第1章が衝撃的な内容です。

刑訴法規則203条の2には,証拠書類の取り調べは相当と認めるときは要旨の告知で足りる旨の規定があるのですが,これが公判中心主義,口頭主義を形骸化した諸悪の根源であるという趣旨を述べておられます。

刑訴法を勉強していたとき,規則203条の意味をそこまで考えたことなど一度もありませんでした。

そして,司法研修所で刑事裁判の授業を受けた私にとって,同書の最大の衝撃は,

「司法研修所が『事実認定』として教えているものは,事実認定(心証形成)の方法そのものではなく,上手な有罪判決書の書き方(有罪心証の説明)に過ぎない」(同書6p)

というものです。

正しいと思っていたものが否定されること,そして,その否定の理由に相当の理由があると思われること,そのときほど,人にショックを与える経験は少ないのではないでしょうか(太平洋戦争敗戦時の日本のように)。

例えば「殺意」を認定するにはこうこうこういう事実を考慮する,云々ということを一生懸命勉強してきた私としては,なおその勉強が無駄とは思ってはいませんが,他方で,その勉強が,実は有罪の理屈づけのための理屈づくりというむなしい作業であったのではないかという根本的疑問が,同書を読むと湧いてくるのでした。

「法廷弁護技術」
http://www.amazon.co.jp/%E6%B3%95%E5%BB%B7%E5%BC%81%E8%AD%B7%E6%8A%80%E8%A1%93-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%BC%81%E8%AD%B7%E5%A3%AB%E9%80%A3%E5%90%88%E4%BC%9A/dp/4535516987/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1386854467&sr=8-1&keywords=%E6%B3%95%E5%BB%B7%E5%BC%81%E8%AD%B7%E6%8A%80%E8%A1%93

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カテゴリー:刑事事件 comments(0) 10:21 PM 

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