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刑事事件専門 弁護士中澤剛のblog

2013年9月29日

刑事事件と民事事件の違い

author:弁護士 中澤 剛

 刑事事件と民事事件とはどう違うのでしょうか。

例えば,AさんがBさんを殺しました。これは,刑事事件でしょうか,民事事件でしょうか?

答えは,刑事事件も民事事件もありうる,です。

AさんがBさんを殺したという1つの事実が,刑事事件にもなるし,民事事件にもなりうるのです。

簡単にいうと,刑事事件とは,国家が人を裁くかどうかを決める手続です。

この事例でいえば,国家が,Aさんに対して,刑法199条の殺人罪を適用し,有罪かどうかを決める手続が刑事事件です。

つまり,刑事事件の構図は,

国家 VS A(一般人)
 

なのです。

この刑事手続きでは,Bさんや,Bさんの遺族は,直接の手続きの当事者ではありません。
もちろん,被害者であるBやBの遺族の処罰感情が強いか弱いかは,国家がAにどういう刑罰を下すかを判断するに際して重要な資料となりますが,それでも,BやBの遺族は当事者ではありません。

これに対して,民事事件とは,市民と市民との間の関係を決める手続です。

この事例でいえば,Aさんと,Bさん(Bさんの遺族)との関係を決める手続が民事事件です。

たとえば,Bさんの遺族が,Bさんが殺されたことによる損害賠償をAさんに請求します。裁判所は,Bさん側がAさんに損害賠償する権利があるかどうかを審査します。これは民事事件です。

つまり,民事事件の構図は,

A(一般人) VS B(一般人)

なのです。

このように,刑事事件と民事事件は全く別の手続きです。
しかし,両者が全く無関係というわけではありません。

例えば,示談。
Aさんが,誠意をもって謝罪し,多額の損害賠償をした結果,Bさんの遺族が,Aさんを許すという示談が成立したとしましょう。示談とは,民事事件の和解です。つまり,A VS B という民事事件が解決し,BがAを許したとします。その場合には,刑事事件において,つまり,国家がAをどう裁くかを決める手続において,国家は,「Bさんの遺族が許すと言っているのだから,本当は懲役15年のところを懲役10年にしよう」などと,刑を軽くする判断をすることになります。その意味で,民事上どのような解決がなされたかが,刑事手続きに影響を与えることがあります。


カテゴリー:その他 comments(0) 5:21 PM 

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