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刑事事件専門 弁護士中澤剛のblog

2014年5月1日

取り調べの可視化・・・逮捕に強い東京の刑事事件専門弁護士中澤剛

author:弁護士 中澤 剛

昨日出された法制審議会の特別部会での「試案」は,可視化の対象となる事件が極めて限定されており,とても評価できる内容ではありません。

足利事件しかり,村木さんの事件しかり,冤罪を生んだ原因に対する反省が欠落していると言わざるを得ません。

今回の試案における,対象事件と非対象事件との間の区別に,合理的な意味は全くありません。

試案の考え方によれば,「対象事件以外であれば,大した犯罪ではないから,冤罪が生まれてもいい」ということなのでしょうか。

村木さんの裁判では,検事の強引な取り調べによって厚労省関係者が供述調書に署名押印させられました。裁判では,その関係者が次々と供述調書は検事のストーリーによって作り上げられたものだと述べました。厚労省関係者を被疑者扱いして大阪まで呼び出し,否認すると逮捕をほのめかして,検事のストーリーによる調書を作成していったのです。

そのような取調室での経緯が,対象事件以外はすべて闇に葬られてしまうのです。
脅しをかけようが利益誘導をしようが明らかにならない密室。それが取調室です。そんな密室での出来事が裁判の帰趨を決してしまうやり方は,アンフェアですし,裁判の公判廷において真実を明らかにするという公判中心主義と全く相いれないものです。裁判員の方も,取調室のことは何が何だかわからないと思うでしょう。

痴漢の冤罪であれ,殺人の冤罪であれ,可視化の必要性に罪名は関係ありません。
無実の人が犯人扱いされることへの危惧を,捜査側もより強く持っていただきたいと強く願います。
そして,すべての事件で取り調べが可視化されることが実現されることを強く願います。

☆当ブログは,東京都内,千葉県内の刑事事件,少年事件に強い,日本橋淡青法律事務所が運営しております。

 


カテゴリー:刑事事件 comments(0) 11:37 AM 

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