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刑事事件専門 弁護士中澤剛のblog

2014年7月3日

脱税事件・・・逮捕に強い東京の刑事事件専門弁護士

author:弁護士 中澤 剛

最近,『勝率ゼロへの挑戦』という本を読みました。

脱税容疑で起訴された八田隆さんの事件。

特捜検事の取調べのやり方が生々しく伝わってきて興味深いです。

特捜検事とやりあう八田さんは,相当なつわものです。普通の神経では,とても検事とやり合うのは不可能でしょう。

(なお,結果的に無罪だったとはいえ,弁護の方針には,疑問を感じるところもないとはいえません。あまり刑事弁護をやらない先生が本件を担当されたようです。)

税務調査は,その性質上刑事手続きに関する保障が及ばず,令状主義は妥当しないし,黙秘権もありません。

しかし,犯則調査については,令状主義は妥当しますし,黙秘権もあります。(差押えに対して準抗告はできないという意味不明の判例はありますが。)

強大な国家権力を有する国税局査察部(いわゆるマルサ)及び特捜検察に対して,特に,マルサの犯則調査の段階で,経済事犯に強い弁護士を選任しておけば,もっと事件は早期に解決できたのではないか,という感想も持ちました。

ともあれ,本書は大変面白い内容です。検察官上訴を認める現行法への批判,検事の取調の不当性,武器対等の原則のないもとでの名ばかりの当事者主義の不当性とうとう,本質を突いた指摘が多いです。外資系のエリート証券マンだった八田さんの分析は鋭いところが非常に多く,頭の良さを感じることが多いです。
優秀な証券マンの方というのは,八田さん以外にも仕事でお会いすることがありますが,畑の違う刑事司法という分野に対する飲み込みも非常に早く,本当に優秀であると感じます。検事の攻撃に対して,感情的になることなく,冷静かつ緻密に論理を構築していく様は,感嘆に値します。

同時に,エリート証券マンとして世界を舞台に活躍していた方の活躍の場を奪い,人生を変えてしまったマルサの不当な刑事告発と,検事の判断には,強い疑問を感ぜざるを得ません。国家賠償訴訟も提起されているとのことなので,こちらも頑張って頂きたいと思います。

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カテゴリー:その他 comments(0) 10:14 PM 

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