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刑事事件専門 弁護士中澤剛のblog

2013年11月18日

英文契約書のWitnesseth

author:弁護士 中澤 剛

英文契約書を初めて読むときに面食らうのが,冒頭にしばしば登場する"Witnesseth”ではないでしょうか?

もはや,現代英語では使われておらず,私の手元の電子辞書で検索してみましたが,出てきません。

これは,「本契約書は以下の事項を証する」,という意味で,Witnessethを動詞として,1条以下がTHAT節でくくられるという古ーい英語の様式が,そのまま現代にも残っているためです。

英文に限らず,日本の契約書でも,当事者を甲とか乙とか言いますが,「甲」や「乙」というのは,いかにも戦前のような香りのする言葉です。契約書の中身や判決など,法律の世界は,古い用語からなかなか抜けられないのかも知れませんね。

法律家として「手慣れた」様式というのは,手慣れているだけ,法律家同士でのコミュニケーションや事務処理としては円滑にできるのです。相互に理解している用語を使用することは,一面で,円滑な事務処理を可能にする面で,望ましいと言えます。
しかし,それが一般の方から見て,どのような効果を生ずるのかということも,意識に入れねばならないのではないでしょうか。このような古色蒼然とした言葉が生き残っているのは,慣れ親しんだものに離れたくないという法律家の現状肯定的感覚が背後にあるのではないか,と思います。

民事訴訟法の新堂幸司先生は,「民事訴訟法(5版)」62頁において,民事訴訟手続きが一般の方にとってわかりやすいものでなければならず,「法律家としては,使い慣れた手続であるということを口実にして,これに対する批判の眼を鈍らせたり,改善の努力を怠ることがあってはならない」と述べられていますが,これは,民事訴訟手続きだけではなく,契約書などの法律の世界にも当てはまるように思われます。

 


カテゴリー:その他 comments(0) 11:22 PM 

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