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刑事事件専門 弁護士中澤剛のblog

2014年12月9日

逮捕に強い東京の刑事事件専門弁護士・・・性依存症の治療

author:弁護士 中澤 剛

 最近、性犯罪の弁護をしました。盗撮癖があり、盗撮を辞めたくてもやめられない、という人の弁護でした。
 犯罪は許されることではないですが、被害者を傷つけると同時に、加害者自身も自分の人生を台無しにしてしまっています。事件のために仕事は辞めざるを得なくなり、高齢な両親を含む家族に多大な負担をかけ、奥さんのとの関係も破綻に瀕する。
 辞めたくてもやめられない、というのは、私から見ると一種の病気で、治療的なアプローチが必要だと思います。

 ちなみに、私はコーヒー依存症でして、ほぼ毎日コーヒーがないと生きられません。しかし、幸運なことにコーヒーを飲むことは犯罪ではありません。もしこれが犯罪になったら、非常に困難な人生を強いられると思います。バレなければと思い、こっそり飲んじゃうかも。。。(笑
 一時的な快楽が得られる行為(覚せい剤や、盗撮行為や痴漢その他の犯罪行為)について、長期的な見通しからすれば損失・痛み(例えば刑罰)が不可避であるとしても、目先の利益に目がくらんでしまうのは、意思の弱い人間の悲しさだと思います。ダイエットしようと思いつつ、目の前のドーナッツを食べてしまうような感じです。

 覚せい剤にしても、窃盗癖(いわゆるクレプトマニア)にしても、私が今回弁護した盗撮癖についても、一種の依存症(やめたいのに、やめられない)であり、一種の病気であるという認識と、適切な治療が必要であると感じます。

 日本の刑事司法は、基本的に処罰することに関心があり、応報刑の発想が色濃いと思います。応報刑とは、要するに、悪いことをしたんだから罰を受けろ、ということです。応報刑の要請自体は理解できるものの、そこには、被告人の改善更生という視点が乏しいように思います(性犯罪や覚せい剤等について、一定の教育プログラムは存在しますが)。

 いずれ社会に戻るのであれば、いかに再犯を防ぎ、同じような被害者を出さないようにするか、が非常に重要です。
 そのような点で、出所後等も性犯罪の治療を扱う機関がいくつか存在します。
 SOMECさん(という団体)もその一つです。また、榎本クリニックというのも著名です。

 最近、榎本クリニックさんで書籍出しました。「性依存症の治療」という本です。なかなか治療は容易でないが、一定の効果は上がっているようです。

 ところで、同時に、私の中では「病気」を言い訳のための隠れ蓑に使ってしまっていいのか!?という疑問もあり、どこか割り切れない思いもありながら、毎日の弁護に精を出すのでした(裁判所などは、「病気」を言い訳に使わせないゾ!という傾向が特に強いのではないでしょうか)。

 


カテゴリー:刑事事件 comments(0) 6:15 PM 

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