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刑事事件専門 弁護士中澤剛のblog

2014年10月27日

逮捕に強い東京の刑事事件専門弁護士・・・法学セミナー11月号

author:弁護士 中澤 剛

法学セミナー2014年11月号の特集は、「刑事弁護入門」

今をときめく刑事弁護の先生方の諸論文が掲載されており、大変勉強になります!

その中で、菅野亮先生が書かれている、「裁判員裁判での弁護活動」という論文の冒頭。

キース・エヴァンスの

「全力をつくせ。手抜きをするな。全身全霊を捧げられないならば、転職しなさい。」

という言葉が引用されています。

非常に身が引き締まる言葉。

この言葉の引用元は、「弁護のゴールデンルール」という書籍なのですが、購入だけして、まだ読んでいない本でした。ぜひとも読まねば!と思った次第。

同じ法学セミナーの、山本衛先生が書かれている、「私はこうして刑事弁護人になった」の中では、ロースクール教育の魅力を述べる中で、予備校教育について、「予備校の学習は、試験に受かるための答案練習で、本質的に考える勉強ではない」という指摘は、まさに予備校教育の本質を突いた指摘であると思います。
ともかくも試験に受からなければ始まらない、という問題と、単なる暗記の勉強では、試験後実務で全く使い物にならないという問題とにはざまれ、受験生は非常に苦労します。自分は試験に受かることを最優先し、法律を考えることをおろそかにしてきたので、これから一生懸命勉強しないといけないと思っています。

同じ法学セミナーの前田裕司先生が書かれている「刑事弁護の心」という論文では、国家が何故弁護人を置くのか、という問題提起があります。なぜ犯罪者を弁護するのか、という疑問は、多くの一般の方々(そして、一部の弁護士でさえも!)が持たれる疑問です。
 この疑問に対する前田先生の回答は、「民主的な社会にあっては、『公正な裁判を実現すること』こそ、国家が、正当性を有する国家として存立する基盤」であり、「厚公正な裁判の保障にとって、被疑者・被告人の援助者の存在が必須だから」と述べられております。
 我が意を得たり、という思いです。
 弁護人の存在を悪く言う方々が世の中にたくさんいますが、犯罪者として糾弾されている方が、何の味方もなく弁護人の法的アドバイスも得られないまま、逮捕され、勾留され、刑務所に入れられ、時には死刑として命を奪われる、しかも冤罪の可能性もある、そんな社会を考えると、ゾっとしませんか?
 そういう不正義をなくすために、弁護人が存在するのです。国家が個人を国家権力を用いて罰するからには、十分な弁護人の援助・助力が得られ、最大限の反論をその被疑者・被告人に尽くさせることが必要不可欠なのです。そうでなければ、「公正な裁判」は実現せず、その裁判の正当性自体が揺らいでしまうからです。
 逆にいうと、弁護人が関与した中での判決というのは、その正当性にお墨付きを与えてしまうわけで、「弁護人が関与したうえで有罪なんだから問題ないだろう」と言われかねません。弁護人が関与するからには、十分な弁護活動をしなくてはならないのです。


カテゴリー:刑事事件 comments(0) 1:41 PM 

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