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刑事事件専門 弁護士中澤剛のblog

2014年5月27日

逮捕に強い東京の刑事事件専門弁護士・・・被疑者に騙されない弁護士

author:弁護士 中澤 剛

前々回,被疑者に騙される弁護士の方が有能である旨を書きました。

ところが,最近読んだ本で,非常に興味深い弁護活動がありましたのでご紹介します。

読んだ本は,丹治初彦弁護士著「『捜査弁護』覚書」(現代人文社,2005年)という本です。

この本は,「捜査弁護は力仕事である」という情熱的な言葉があり,私は好きな本なのですが,驚くべき事例が紹介されています。

その内容は,丹治弁護士が初めて取った無罪事件の紹介です(同著37頁~38頁)。

前科18犯を持つ被告人の恐喝未遂被告事件で,女性の家の前で,「腹が減っているので,200円恵んでくれ」と執拗に要求したが,断られるや,「俺は刑務所帰りだ」などと迫り恐喝しようとしたという公訴事実の事件です。
 最初の接見では(当時は,被疑者国選弁護がない時代でした),被告人は,公訴事実を全面的に認めており,早く裁判を終わらせてほしいとのことだったそうです。

 しかし,被告人の自白に疑いを持った丹治弁護士が,繰り返し被告人と接見を重ねると,被告人が,実は,,,と事件を否認する告白をします。

 その結果,丹治弁護士は無罪の主張をし,無罪判決を得た,というものです。

 事件の真相は,同著をぜひお読みください(笑)

 ともかく,ここで私が言いたいのは,被告人の投げやりな自白をうのみにするのではなく,本当は嘘の自白をしている可能性もあるのではないか?と疑うのが必要なのだということです。

 前回,被疑者に騙される弁護人が良いと言ったのは,否認についてです。否認している被疑者をまずは信じてみる,騙されてみる,それで必死に証拠を検討し,証拠を探し,仮説を探す,そのような姿勢が弁護人には求められます。

 他方で,自白している被疑者に対しては,それをすぐにうのみにすると,やはり冤罪の危険があるのです。丹治先生でなかったら,この事件は誰がやっても有罪になってしまうと思います。自白は疑う,本当は嘘の自白かもしれない,そう疑う。そういいう意味で,弁護士は,被疑者の自白は疑わなければならないと学んだのでした。

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カテゴリー:刑事事件 comments(0) 6:50 PM 

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